多治見で作陶!
HO-CA(杜の土)作陶スタジオ
HO-CA代表の柴田節郎氏とそこに訪れている外国人生徒の皆さんにインタビューしました!
By Hans O. Karlsson
オーストラリア、香港、ドイツから訪れている5人の方にHO-CAでの作陶体験を話していただきました。
初心者もスキルアップを目指している方も多治見での作陶を楽しんでいます!
2019年1月のある日、このサイトのお問い合わせにドイツ人女性のカーラさんからメールが届きました。読んでみると彼女はこのサイトを見つけ、自分の母親、姉妹と多治見に来て、焼物の先生から何日か作陶体験をしたいということでした。その後、今年の3月に彼女たちは私たちが紹介した作陶施設HO-CA( 杜の土)を訪れたので、早速会いに行ってきました。そこには陶器作りを楽しんでいる彼女たち3人だけではなく、他にもオーストラリア人男性が訪れていて、彼はこのサイトで発信している動画でハンスの顔を見たんだよと言っていました。どうやら私たちがFacebookの陶器グループに投稿していた動画を見てくれていたようです。そして彼の隣の席では台湾人女性が陶器を作っていました。このオーストラリア人男性も台湾人女性も1ヶ月間の作陶コースを選んでいました。彼らは1ヶ月間の多治見滞在で作陶のスキルアップを求めてやってきたそうです。そこで今回のエッセイではHO-CAに訪れている皆さんにインタビューをし、彼らの体験をお伝えしたいと思います。
Ho-CA代表 柴田節郎氏へのインタビュー
陶芸家の柴田節郎氏は多治見にある彼の工房で何年もたくさんの外国人に陶器作りを教えています。とても感じのいい先生ですよ。
このサイト(discovertajimi.com)のプロデューサーであるハンス・カールソンは柴田先生の作陶コースや教え方についてインタビューしてみました。
ハンス:今日お話をしてくれた外国人生徒の皆さんは、先生の教え方にとても満足していて、ここは楽しいんだと言っていましたよ。先生は面白い教え方をしていますよね?例えば生徒さんたちとコミュニケーションをとるのに、いくつかの言葉を黒板に書いてあったりして・・・。
柴田先生:そうなんです、黒板の言葉は全部東濃弁ですよ!(笑)生徒さんたちは東濃弁を喜んでくれますよ。
ハンス:すごく自由な教え方をされてますよね?
柴田先生:みんなそれぞれやりたいことが違いますからね〜。だからカリキュラムは作ってないんです。その代わり、一人一人に合わせて色々教えてますよ。
ハンス:ここに訪れるほとんどの外国人は長く滞在しますよね?今回はドイツ人の親子グループは5日間と短めですが・・・。
柴田先生:そうです、今回はたまたま空きがあったので、5日間滞在の3人も来てもらうことができました。今回彼女たちをご紹介してくださって嬉しく思っています。
ハンス:彼女たちはまた来たいって話してましたよ。
柴田先生:そう、とても楽しんでくれているみたいですね。
柴田先生:そうなんです、黒板の言葉は全部東濃弁ですよ!(笑)生徒さんたちは東濃弁を喜んでくれますよ。
ハンス:すごく自由な教え方をされてますよね?
柴田先生:みんなそれぞれやりたいことが違いますからね〜。だからカリキュラムは作ってないんです。その代わり、一人一人に合わせて色々教えてますよ。
ハンス:ここに訪れるほとんどの外国人は長く滞在しますよね?今回はドイツ人の親子グループは5日間と短めですが・・・。
柴田先生:そうです、今回はたまたま空きがあったので、5日間滞在の3人も来てもらうことができました。今回彼女たちをご紹介してくださって嬉しく思っています。
ハンス:彼女たちはまた来たいって話してましたよ。
柴田先生:そう、とても楽しんでくれているみたいですね。
ハンス:彼女たちの今回の短い滞在はお試しで、もう次回来ることを決めている感じですね。こちらで用意されているのは基本的に1ヶ月間の作陶コースですか?
柴田先生:そうですよ。基本コースで一番短いのは20日間です。
ハンス:全くの作陶初心者の場合、ある程度作れるようになるのにどのくらいの期間が必要ですか?
柴田先生:うーん、だいたい1ヶ月くらいでしょうかね。毎週1回を30回より、1ヶ月くらい集中的に作ると上達が早いですよね。陶器作りは頭じゃなく、手で覚えるものですから。一度覚えてしまえば、あとは想像力ですね。こんな風に集中的に練習すれば、技術面は本当に早く上達しますよ。
ハンス:先生は職人というより芸術家ですよね?
柴田先生:そうです。でも教えるときはそちらの面は隠してるんです(笑)。とにかくいい焼物を作るのに一番必要なのは基礎鍛錬だといつも言ってましてね。そうそう、3年前にここに来た2人の生徒は今年から意匠研(多治見市陶磁器意匠研究所)に通っていますし、去年ここに来たロシア人の生徒はこの4月に意匠研に入学しましたよ。
ハンス:ここの予約ページを見ると今年はすでに予約がいっぱいみたいですが?
柴田先生:ですので、もっと受け入れられるように頑張っています。私はもっとたくさんの生徒が受け入れられるといいなぁと思ってますので、興味がある人たちは遠慮なくご連絡くださいね。
ハンス:こちらの作陶施設の素晴らしいところは、宿泊もできるところだと思いますが、反応はいかがですか?
柴田先生:そうですね、ここに来る生徒さんたちのプライバシーも必要ですので、ちゃんとくつろいでもらえる部屋を提供したいと思っているんです。
ハンス:ちょっと生徒さんたちのことを教えてください。今日ここで話してくれた皆さんはとても優しく、感じのいい印象を受けました。
柴田先生:そうなんですよ、ここで学ばれる方は皆さんとても素晴らしい人ばかりです。お医者さんをされていたりとか、高い教育を受けて来られた方が多いですね。
ハンス:どのくらいの年齢層が多いですか?
柴田先生:若いと30代からで、60歳以上の方も来られます。今までで一番上は82歳のアメリカ人の方がいましたね〜。
ハンス:男女の比率はどうですか?
柴田先生:男性より女性の方が多いです。日本人で一般的に陶芸をされる方も、同じく女性が多いですね。
ハンス:この作陶コースを受けたい人たちへのアドバイスと1ヶ月のコースでどんなことが学べますか?
柴田先生:1ヶ月滞在されれば、土から作った陶器を焼くところまで全部体験できますから、とても楽しいと思いますよ。
ハンス:全くの初心者も歓迎ですか?
柴田先生:もちろんです!全く技術レベルは問いませんよ。初心者の方でもこのコースでいい始まりになると思っています。
ハンス:今までに教えてこられた中で一番面白かったことは?
柴田先生:そうですね〜、3年前に来た香港の女性ですが、彼女はそれまで陶芸の経験はありませんでした。でも1ヶ月やっているうちにとても素敵なものをたくさん作ったんですよ。彼女自身、自分が作ったものにとても満足していましたね〜。それから1年前にきたロシア人の方は本当に面白いものを作りましてね、なんとヘビを作ったんです。その作品が親しみがあって楽しい感じでね〜(笑)。その男の子がさっきお話しした4月から意匠研に入学した人ですよ。
ハンス:1日のスケジュールはどんな感じですか?朝10時から夕方5時まで作っているんですか?
柴田先生:そうです、皆さんがやりたければ毎日でもやりますよ。まあ、お昼休みを自由にとってもいいですし。
ハンス:この町は焼物のギャラリーや美術館がたくさんありますよね。そういったところに見学に行ったりする時間はありますか?
柴田先生:ここに滞在している間に少なくとも1〜2回は連れて行きますよ。例えば、今来ているドイツ人の3人ですが、セラミックパークの現代陶芸美術館や市之倉さかづき美術館に連れて行きました。
作陶について
現代陶芸家の柴田節郎氏はこのようにアットホームな雰囲気で教えてくれます。訪れた人それぞれのペースで1日体験から1ヶ月のフル体験まで作陶を楽しめます。様式などに縛られず、自由な作陶スタイルに興味がある人にはオススメの施設です。作陶を学びたい日本人だけではなく外国人の皆さんにも人気の宿泊施設となっています。工房の近くのスーパーや陶器関係の美術館などもご案内します。
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