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このお話は「外国人が日本の地方に移住」の第3話です。第1話はこちらから
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この記事はVRヘッドセットで見るとより臨場感を感じられます。
VRヘッドセットでブラウザウィンドウを開き、次のアドレスを入力してください。
https://tinyurl.com/cozytajimi
次に360°写真の中のVRアイコンをクリックして、フルVRで体験できます。
Bonus 3d video for headset users
ヘッドセットでYouTubeVRアプリを起動します。 「180 VR Montana」を検索
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パンデミックの暗雲を払拭するために
2020年はコロナウィルスのパンデミックに襲われた暗い年となりました。私たちの生活がこれほど混乱したことは私が覚えている限り初めての事でしょう。しかしそんな時も裏を返せばいいニュースもあるのです。それは、コロナウィルスは僕たちの未来をよりよくする為の教訓を教えてくれました。その教訓の一つは、大都市は住むのに最適な場所ではないかもしれないということです。そのような場所に住んでいて、大都市の喧騒から数日、あるいはずっと離れたいと考えているなら、この記事はきっと役に立つでしょう。地方に移り住んだ僕の経験からお話ししたいと思います。
正直なところ、僕が東京から多治見に引っ越してきたのはとてもラッキーでしたが、同時に不思議な感覚を覚えます。言葉にするのは難しいのですが、パンデミックが始まるずっと前から、そういう時代に向けた人生に自動的に舵を切っていたかのような気すらしています。ちょっと気持ち悪いくらいです。なぜかって僕はなんとか自分の仕事や快適に住める場所を見つけ、そしてパンデミックの影響を受けにくいライフスタイルを手に入れたのですから。僕は毎日VRゴーグルを装着して世界中を旅し、いろんな人に会ったり、イベントを開催したりしています。そういうVRの世界の中では、後に僕たちの仕事に参加する為イギリスのコーンウォールから引っ越してきた男性にも出会いました。面白いことに彼と多治見駅で出会うまで、僕は胸の辺りが光っているエイリアンの姿(彼がVRの中で使っている彼オリジナルのアバター)の彼しか知りませんでした。
私はVRの仕事をしていますが、ほとんど家から出る必要はありません。これは、デジタルノマドとしてできる職業のひとつですが、他にもいろいろあります。では、パンデミック下において明るい兆しはあるのでしょうか?ひとつには、人々の心がリセットされることで、この憂鬱な状況を覆すことができるかもしれません。
正直なところ、僕が東京から多治見に引っ越してきたのはとてもラッキーでしたが、同時に不思議な感覚を覚えます。言葉にするのは難しいのですが、パンデミックが始まるずっと前から、そういう時代に向けた人生に自動的に舵を切っていたかのような気すらしています。ちょっと気持ち悪いくらいです。なぜかって僕はなんとか自分の仕事や快適に住める場所を見つけ、そしてパンデミックの影響を受けにくいライフスタイルを手に入れたのですから。僕は毎日VRゴーグルを装着して世界中を旅し、いろんな人に会ったり、イベントを開催したりしています。そういうVRの世界の中では、後に僕たちの仕事に参加する為イギリスのコーンウォールから引っ越してきた男性にも出会いました。面白いことに彼と多治見駅で出会うまで、僕は胸の辺りが光っているエイリアンの姿(彼がVRの中で使っている彼オリジナルのアバター)の彼しか知りませんでした。
私はVRの仕事をしていますが、ほとんど家から出る必要はありません。これは、デジタルノマドとしてできる職業のひとつですが、他にもいろいろあります。では、パンデミック下において明るい兆しはあるのでしょうか?ひとつには、人々の心がリセットされることで、この憂鬱な状況を覆すことができるかもしれません。
ご覧の通り、1950年代以降、日本は何百人もの人たちが田舎から都会へと移動しました。このデータは日本のものですが、世界的にも同じ傾向にあります。人口が減るということは経済活動も少なくなり、徴収できる税金も少ないため、人口に対するサービスが手薄になることを意味します。しかし、僕が以前から書いているように、地方に住むことはそれほど悪いものではありません。それどころか僕にとっては素晴らしいことでした。今人々は大都市での生活のデメリットを再認識していると思います。人が少ないということはウィルスも少ないということです。ということで雑踏から離れてみてはどうでしょうか?ここでの生活は手ごろな価格で、新鮮な空気に囲まれた土地や広い部屋が手に入ります。多治見のような地方には、自然がすぐそこに広がっているのです。
今回の第3回では町の郊外にある素敵な集落をいくつか紹介したいと思います。そこはちょっと訪れるにも、長く滞在するにもとてもいい場所です。まずは三ノ倉にあるレジャー施設の「地球村」から行ってみましょう!
今回の第3回では町の郊外にある素敵な集落をいくつか紹介したいと思います。そこはちょっと訪れるにも、長く滞在するにもとてもいい場所です。まずは三ノ倉にあるレジャー施設の「地球村」から行ってみましょう!
地球村
「宿泊・キャンプ・自然体験・天文観察 森の中の施設ならではの楽しみ方をぜひ!」と地球村のホームページに書かれています。上に掲載している360°写真の撮影に伺ったとき、たくさんの人が家族連れで訪れていました。本館はとても広く、真ん中に大きなホール、上の階には宿泊用の部屋があり、他には大きなお風呂もあります。
地球村のテーマはシェアリングです。ご覧のようにメインホールは皆さんそれぞれの事をしてリラックスしています。ここにはピアノと暖炉があり、子供たちが遊ぶプレイランドも用意されています。2階の部屋(360°写真で見ることができます。)からはメインホールを眺めることができます。こういった室内の作りも全てシェアリングというテーマに沿っています。「市内の学校・スポーツ団体の合宿や、市民の憩いの場としての利用のほか、近年では近隣の瀬戸市・春日井市を中心に、愛知県など市外の団体・個人にも幅広くご利用いただいております。」と施設のサイトに書かれています。
地球村の所長の板倉さんにお話を伺いました。「特に週末には多くのお客様にお越しいただいています。地元の方はもちろんですが、東京や大阪などの大都市からもお越しになりますし、外国人の方も結構いらっしゃいます。外国人の皆さんは私たちのシェアリングという考え方の中でも、特にお風呂に驚かれることがありますよ。彼らはシャワーがあると思っていらっしゃるようですが、これが日本のスタイルですからね。」
地球村の施設:
地球村のテーマはシェアリングです。ご覧のようにメインホールは皆さんそれぞれの事をしてリラックスしています。ここにはピアノと暖炉があり、子供たちが遊ぶプレイランドも用意されています。2階の部屋(360°写真で見ることができます。)からはメインホールを眺めることができます。こういった室内の作りも全てシェアリングというテーマに沿っています。「市内の学校・スポーツ団体の合宿や、市民の憩いの場としての利用のほか、近年では近隣の瀬戸市・春日井市を中心に、愛知県など市外の団体・個人にも幅広くご利用いただいております。」と施設のサイトに書かれています。
地球村の所長の板倉さんにお話を伺いました。「特に週末には多くのお客様にお越しいただいています。地元の方はもちろんですが、東京や大阪などの大都市からもお越しになりますし、外国人の方も結構いらっしゃいます。外国人の皆さんは私たちのシェアリングという考え方の中でも、特にお風呂に驚かれることがありますよ。彼らはシャワーがあると思っていらっしゃるようですが、これが日本のスタイルですからね。」
地球村の施設:
- 天文台。要予約(宿泊者のみ利用できます。)料金は5名1000円、以後1名増えるごとに200円。
バーベキュー施設。施設にはバーベキューセットの販売もしています。要予約。
ログハウス。(上記の360°写真をご覧ください。)
キャンプ場。近くにトイレ、水場が設置してあります。
ハイキングコース。徒歩時間10分から90分まで様々なコースがあります。
木工体験。キーホルダー、鳥笛、ハンガーラックなど作れます。
ゴルフコースとテニスコースが施設の近くにあります。 - プロジェクター付きの広々とした会議室もあります。
僕はいつか天文台に行きたいと思っています。今年の夏、生まれて初めて望遠鏡で土星を見る機会がありました。望遠鏡から輪っかのついた惑星がはっきり見えたときは言葉にならないくらい素晴らしかったです。きれいな星空が見られるのは田舎での生活のメリットの一つでしょう。
廿原
廿原は多治見でもユニークな集落です。「廿原ええのお」や「もみじかえで研究所」など個性ある会社がいくつかあります。
廿原ええのおの果樹園では、夏はブルーベリー狩り、冬から春にかけてはイチゴ狩りが楽しめます。多治見市中心部から車で約15分で、里山風景の広がる廿原町に到着します。自分の車以外では、バス(あまり本数は多くありませんが)、またはタクシーで行くことができます。「廿原ええのお」はこの町の農家の方が地域の景観や環境を守るために設立した会社です。
廿原に入る - そのまま進むと、右手にカフェモンタナといちご畑が見えます。
この会社では約2000本のブルーベリーの木と、大きくて甘いと定評のある「秋姫」と呼ばれる品種のイチゴを栽培しています。
フルーツ狩りに行く際は予約をしてください。(季節によって、作物の成長具合が変わりますので、事前に問い合わせてください。)7つの大きなビニールハウスでは、見渡す限り苺でいっぱいです。苗の列の間はバリアフリーで広い通路になっていますので、車椅子やベビーカーで入ることもできます。
フルーツ狩りに行く際は予約をしてください。(季節によって、作物の成長具合が変わりますので、事前に問い合わせてください。)7つの大きなビニールハウスでは、見渡す限り苺でいっぱいです。苗の列の間はバリアフリーで広い通路になっていますので、車椅子やベビーカーで入ることもできます。
近くにはカフェモンタナがあり、隣のいちご畑のイチゴを使ったデザートなどのメニューが用意されています。この記事の360°画像で見られるように、このカフェの建物は素敵なログハウスとなっています。このカフェは廿原で林業を営む山田林業が経営しているので、立派な木を使って建てられたそうです。ランチタイムはとても人気があるようで、たくさんの人が訪れていました。この時僕は和風ハンバーグをいただきましたが、「日本の昔ながらの洋食」のスパゲッティナポリタンもおすすめですよ。
もみじかえで研究所のもみじ畑の写真
この町にあるもう一つのユニークな会社が「もみじかえで研究所」です。この会社では日本のもみじからお茶やもみじドリンクを生産しています。360°画像でご覧いただけるようにこのもみじ畑は廿原の風景をますます素晴らしいものにしています。もみじから作られた飲み物は、様々な健康効果があり、その健康効果についてはもみじかえで研究所が研究し、推進しています。
もみじかえで研究所の本間篤史代表は、また環境を守るための活動にも熱心に取り組んでおり、サイト内で次のように話しています。「もみじは平安時代から和歌に詠まれるなど日本の人々に親しまれ、愛されてきた木です。私たちは日本人にとって馴染み深いもみじを利用し、現代社会において新たな意義を見出したいと考えています。今、私たちの地域には耕作放棄地がたくさんありますが、そこにモミジを植えて収穫する畑にしたいと思っています。」
確かに多治見市周辺にはもみじが多く植えられており、この町は「もみじタウン」になるかもしれませんね。
もみじかえで研究所の本間篤史代表は、また環境を守るための活動にも熱心に取り組んでおり、サイト内で次のように話しています。「もみじは平安時代から和歌に詠まれるなど日本の人々に親しまれ、愛されてきた木です。私たちは日本人にとって馴染み深いもみじを利用し、現代社会において新たな意義を見出したいと考えています。今、私たちの地域には耕作放棄地がたくさんありますが、そこにモミジを植えて収穫する畑にしたいと思っています。」
確かに多治見市周辺にはもみじが多く植えられており、この町は「もみじタウン」になるかもしれませんね。
Links
How to cook Spaghetti Neapolitan (YouTube)
Maple Lab
Strawberry picking in Tsuzuhara (English article)
Maple Lab
Strawberry picking in Tsuzuhara (English article)
諏訪町
諏訪町は僕は住んでもいいかなと思ったりする町です。何万個もの小さな衛星を飛ばすことで、事実上世界中にインターネットが繋がるような計画が新しく進んでいるので、都会の生活から離れても、もっとたくさんの世界と繋がる可能性 を考えるととてもワクワクします。ほんの数年前だったらSFストーリーの中の話だったようなことですね。僕たちが数年前から利用しているVRも、いよいよ本格化してきました。どんな格好にも変身でき、どこにでも行け、家の外に出なくてもいろんな人と会うことができるようになりました。
そういうことを知ると、都会の生活を完全に忘れられる場所に引っ越したいという気持ちにさせられます。車の騒音や、醜悪なコンクリートブロックの建物がないということは、それだけでも心が癒されます。諏訪町は、そんな安らぎを与えてくれる場所です。そこは美しい山間にあり、高台にある神社が集落を見守っているようです。まるで、映画のロード・オブ・ザ・リングに登場したホビットの村を彷彿とさせます。
また、ここは日帰り旅行にもいい場所ですよ。諏訪町は棒の手といった珍しいお祭りなどもあります。これは古い伝説が代々受け継がれた武道の儀式で、この周辺でもいくつかの地域で今でも行われています。Ellis Amdurが執筆した記事には、棒の手について詳しい情報が書かれています。諏訪町の河地武彦町長に棒の手について尋ねてみました。「棒の手がどのように始まったかは、詳しく分からないが、私たちの棒の手について言えば、他の地域で行われている棒の手よりずっと穏やかなものです。」と話してくれました。棒の手には各地に様々な流派がありますが、実際中には危険なため禁止されている技などもあるようです。
諏訪町の棒の手の儀式の様子です。何世紀もかかり確立されてきた棒の手の儀式にはコメディー的な要素も加わっています。しかしながら、男性が木の蓋で身を守る仕草には、実際にそうしていたというリアリズムも加えられているのでしょう。農民は武士たちがいない時は村を自分たちで守る必要があり、村が襲撃された時などは身近に有り合わせのものを使って戦う必要があったのでしょう。
「この集落は源氏と平家の戦で負けた源氏側の武士たちによって出来たと言われています。彼らは見つかったら殺されるので、この山間に逃げてきたようです。」これが諏訪町が山に隠れた場所に出来た理由でしょうね。源氏と平家は12世紀末の源平合戦(1180年から1185年)で日本の覇権を争いました。諏訪町の武道に関連する棒の手の儀式は、おそらくこういった歴史に関連していると思われます。
もう一つのこの町の素晴らしいイベントは、毎年恒例の夏祭りです。私は数年前にそのお祭りの360°画像を撮影し、そのお祭りの記事を書きました。それは大家族が集まったような雰囲気で、住民が約100人のこの小さな集落ではみんなお互いのことを知っています。これは良い点でもあるのですが、都会の人にとっては逆に個人の自由とプライバシーの侵害だと考える人もいますよね。こういった小さな社会では住民は社会活動に参加し、貢献することが求められます。一匹狼を好む人向けの環境ではないかもしれませんね。町長に尋ねたところ「ここの人たちはかなり保守的だと思いますよ。あまり外の人に慣れてないんです。」と言い、また移住に関しての問題点も話してくれました。「新しく家を建てる際には非常に厳しいルールがあって少し難しいですね。それは私たちではなく、地方自治体によって定められているものです。ですので今ある空き家を購入するのが簡単な方法ですね。」
このようにデジタルノマドが諏訪町に移住するための究極の方法は、空き物件を見つけ、衛星インターネット回線を契約し、VRを最大限に活用して、同時に地元の人々とも良い関係を作ってギブアンドテイクの精神でいくことです。これはこの地域だけでなく、日本の同じような環境の場所ではどこでも有効な方法だと思いますよ。
確かに、それはより良い人生を送るためのレシピだと思います。
確かに、それはより良い人生を送るためのレシピだと思います。
links
棒の手: A Little-Known Martial Tradition of Rural Japakogenbudo.org/guest-blog-bonote-a-little-known-martial-tradition-of-rural-japan-russ-ebert/n – by Russ Ebert
カントリーサイドにお住まいのVRユーザー(もしくはVRを検討している人)へのサービス情報
VR(バーチャルリアリティ)は、特に非常に手頃なスタンドアロンヘッドセット(PCは不要)の導入後、2020年に急速に人気を集めています。この記事では、ElonMuskと彼の会社SpaceXによって構築された新しい衛星ネットワークであるStarlinkについて説明します。 VRの場合、ネットワーク接続の遅延は重要な要素です。つまり、信号が発信元(サーバー)から受信者(ヘッドセットユーザー)に移動するときに発生する遅延のことです。サーバーが遠くにあり、待ち時間が長い場合、エクスペリエンスはスムーズになりません。タイムラグの多いテレビ電話の会話と考えてください。あなたが話し始めると、相手に連絡するのに時間がかかりすぎるので、相手はあなたの文章の途中で何かを言い始めるかもしれません。 VRはこれが問題となってきます。理想的には、最高のVR体験を得るには、遅延は20ミリ秒以下に抑える必要があります。この記事は、ElonがこれがStarLinkで可能になると信じていることを示唆しています。彼はまた、スターリンクは都市部よりも農村部に適していると信じています。詳細については、こちらをご覧ください