焼物の町、多治見まち歩き
小名田/高田 パート2 不動明王の滝
多治見町歩きシリーズの小名田 / 高田パート1では、小名田の白山神社から、徳利で有名な高田の丘へとご案内しました。高田ではかつて陶磁器産業の黄金期の名残を見つけましたよね。今回は反対の可児市方向に道を進み、リラックスできる場所や荘厳な滝に出かけますよ!
バスでの行き方:
多治見駅からバスに乗って、今回のスタート地点に行くことができます。バスマップはこちらです。オレンジ線(小名田線)(多治見駅北口側発)に乗り、小名田町1で下車。コンビニエンスストアとパン屋さんを左手に見ながら、そのまままっすぐ歩いていきます。
地図の使い方:
僕たちが歩いた順に6つのポイントをマークしました。各番号をクリックすると画像が表示され、左上のアイコンをクリックすると全てのポイントを順に並べたリストが現れます。また、多治見駅から今回のスタート地点へのルートを表示することもできます。マウスや指を使って地図を拡大することもできますよ。
バスでの行き方:
多治見駅からバスに乗って、今回のスタート地点に行くことができます。バスマップはこちらです。オレンジ線(小名田線)(多治見駅北口側発)に乗り、小名田町1で下車。コンビニエンスストアとパン屋さんを左手に見ながら、そのまままっすぐ歩いていきます。
地図の使い方:
僕たちが歩いた順に6つのポイントをマークしました。各番号をクリックすると画像が表示され、左上のアイコンをクリックすると全てのポイントを順に並べたリストが現れます。また、多治見駅から今回のスタート地点へのルートを表示することもできます。マウスや指を使って地図を拡大することもできますよ。
今回のルートは簡単で道に迷うことはないでしょう。お時間のある方は、パート1でご紹介した白山神社へ参拝してからスタートしてもいいかもしれませんね。
(1)この地に住んでいる有名な陶芸家、青山双渓氏の草の頭窯をマップに入れました。実験的考古学を元に、この地の焼物を検証し制作を進める彼の仕事については、このサイト内で何度も取り上げており、日本でも珍しい純粋な日本固有の焼物である「白天目」は彼の制作の集大成です。そして彼の長年の研究により、大名物となっている白天目がここ小名田で作られたものであることが証明されました。ご興味のある方は草の頭窯にご予約の上、お立ち寄りください。
(1)この地に住んでいる有名な陶芸家、青山双渓氏の草の頭窯をマップに入れました。実験的考古学を元に、この地の焼物を検証し制作を進める彼の仕事については、このサイト内で何度も取り上げており、日本でも珍しい純粋な日本固有の焼物である「白天目」は彼の制作の集大成です。そして彼の長年の研究により、大名物となっている白天目がここ小名田で作られたものであることが証明されました。ご興味のある方は草の頭窯にご予約の上、お立ち寄りください。
(2)青山氏の窯の近くにはこの辺りの地方名物、五平餅を炭火で焼いてくれる「さくら五平」というお店があります。この食べ物については以前2つの記事でも紹介しています。これを一つ食べればランチとして十分で、腹持ちがいいですよ。今回の町歩きでこの先を歩く前のエネルギー補給にちょうどいい場所にありますが、帰りに立ち寄ってもいいかもしれません。
それでは小名田・高田町歩き最後の目的地、そしてこのコースのハイライトであるお不動様を祀った滝の説明から始めましょう。この神様は、インドでは「怒りの暴力者」、ネパールやチベットなどでは「大いなる怒りの暴力者」として知られている恐ろしい神様です。日本では「不動明王」と呼ばれています。
それでは小名田・高田町歩き最後の目的地、そしてこのコースのハイライトであるお不動様を祀った滝の説明から始めましょう。この神様は、インドでは「怒りの暴力者」、ネパールやチベットなどでは「大いなる怒りの暴力者」として知られている恐ろしい神様です。日本では「不動明王」と呼ばれています。
不動明王は日本仏教の中でも特に重要で有名な神であり、真言宗、天台宗、禅宗、日蓮宗、そして修験道では特に崇拝されています。インドでは、不動明王は強力な悪魔退治の神として進化し、その恐ろしい姿を説明しています。そういった謂れの神様ですから、この神聖な滝に不動明王がいるという話も説明がつくでしょう。この滝の伝説では何世紀も前に山伏が小名田にやってきたと伝えられています。山伏とは文字通り、山にひれ伏す者という意味で、山中で修行をする修験道の行者であり、超自然的な力を持っていると考えられていました。
伝説では山伏が小名田に来た時、ひどい目の病気にかかっている村人がいたそうです。山伏は滝の水でその目を治し、これは不動明王の力であると村人たちに伝えました。それ以来村人たちはお不動様を大事にし、またその加護を受けようと、不動滝にお参りに行くようになりました。
伝説では山伏が小名田に来た時、ひどい目の病気にかかっている村人がいたそうです。山伏は滝の水でその目を治し、これは不動明王の力であると村人たちに伝えました。それ以来村人たちはお不動様を大事にし、またその加護を受けようと、不動滝にお参りに行くようになりました。
山伏は山と深く関係しています。山岳信仰の対象となる山岳のほとんどは、一般の人々の日常生活からはかけ離れた「異界」に属するものであり、山伏たちは山岳という異界に住んで山の霊力を体に吸収し、異界と現世をつなぐ者として自己の能力を高め、その霊力を人々に授ける存在とされていました。
(3)滝に行くにはさくら五平から県道381号線の坂道を長いカーブに沿って歩いていくと、右手に山の方へ入っていく道がありますので、そこを右に曲がり10分ほど歩いていくと休憩所があります。緑豊かでとても気持ちの良い場所ですよ。レストランやカフェなどもあり、素敵な庭を眺めながら、食事やドリンクを楽しめます。帰り道で何を食べようか考えながら、まずは滝への道の入り口まで進みましょう!
(4)道の一番奥、休憩所の先に、滝に登る道の入り口があります。
入り口にある看板によると頂上までは300メートルあるそうで、その道は小川に沿っています。村人たちによってお不動様の石像が作られ、滝の上にある岩の上に祀られています(下の動画をご覧ください。)。看板にはまた、江戸時代に村人がこの水で洗ったところ目が治ったという話も書かれています。そのことに感謝し、大事に祀ったことから、この滝信仰が始まったそうです。現代では身守り祈願などを願って拝むようです。小名田小滝は岐阜県の名水50選に認定されています。名水の認定には、古くからの良質な湧水、地下水、河川など、いくつか条件があります。そういえば、滝に登る時、杖が借りられますよ。
滝に向かって登り始めます。道が狭くて滑りやすいので、足元に注意してください。
目的地まであと500歩と教えてくれています。奥にも歓迎の看板が設置されています。
(5)ようやく滝にたどり着きました。毎年7月28日に滝開きが行われ、お坊さんがここでご祈祷します。滝開きはどなたでも参加できますよ。お不動さまへのご祈祷は祠の中で行われ、僧侶が滝に向かってお経を唱えます。僕たちが参加した時は地元の人たちが少しきていただけでしたので、皆さんが訪れたら地元の人たちも喜ぶことでしょう。左側には神棚も祀られていますが、このように2つの宗教が神聖な場所を共有しているのはとても日本らしいですね。一番上の神様の石像をぜひ見てくださいね。
(6)メイン道路を戻る途中には2体のお地蔵さんが並んでいます。これは「岩ヶ根地蔵尊」と呼ばれています。皆さんが交通事故に遭わないよう見守ってくれています。そうそう、このお地蔵さんは道路脇にありますが、そこには歩道がありませんので、見る時はくれぐれも車にご注意ください。
さて、今回はここまでです。散策を楽しんでいただけましたでしょうか。次回は、小名田の隠れた名スポットをご紹介します。
images in this article
The image of the Fudō Myōō deity was donated by Creator:Kaikei to Wikimedia Commons as part of a project by the Metropolitan Museum of Art.
Image of Yamabushi: By 唐山健志郎 - 唐山健志郎, CC BY-SA 3.0, link here.
Image of Yamabushi: By 唐山健志郎 - 唐山健志郎, CC BY-SA 3.0, link here.